ドメインとサーバーの基礎知識

ここを読んでいるなら、ホームページをプロの業者へ依頼しようとしている人が多いはず。
ホームページの依頼にまつわるトラブルの原因は、いくつかあるんだが、
けっこう多いのが、「ホームページは既製品じゃないんだよ」ということが分かっていないケース。

リンゴやみかんを買うのとは、わけが違うんだよ。
自分の会社やお店のホームページを「作ってもらう」わけなんだ。

だから、基本的に、完成するまでどんなホームページが出来るのか、
分からないというリスクがある。
そこが分かってないまま、既成品を購入するかのような気持ちで依頼すると、
思ったのと全然ちがうじゃん!!!!
ということになる
んだ。嫌だろ?

最低限の知識を持ってから、依頼すべし

いいか、はっきり言おう。
業者に金を払うんだからと言って、殿様気分でいると、あなたが泣くことになる。
ホームページを依頼するということは、
あなたが発注責任者となり、業者が受注責任者となって、
共同で成功を目指していくプロジェクトメンバーに参加するということだ。

言い方がちょっと難しかったか?
簡単に言えば、あなたはそんなに偉くない、ってことだ。
それなりに知識を勉強して、業者に丸投げせず、
目指すべきホームページの完成に責任を持つ
ということだ。

荷が重いと思うか?
そうだよな、その気持は分かる。

でも、心配はするな。ここをもう少し読めば、
心は晴れ、気持ちは楽になるはずだ。
あとの時間もかからず、得をすることになるから、頑張れ。

必要な知識1 サーバーについて

サーバーという言葉を聞いたことがあるだろうか?
ホームページを作る、と一言で言っても、
ただ作っただけじゃ、誰からも見てもらえない。

理屈はさておき、「サーバー」がないと、
ホームページを公開することができない
んだ。

サーバーにホームページのデータをアップすることで、
ようやっと、他の人からもホームページが見られるようになる。
言葉じゃピンと来ないだろう。以下の図を見てくれ。

ドメインとサーバーの関連図

面倒な説明を省けば、
とにかくサーバーがないとダメなんだよ!
ってことだ。

ホームページの「土地」だと思っておけばいい。
土地がなくちゃ、家が建たないのと同じだ。

そして、このサーバー、もちろん金がかかる。
普通は、月々いくらとかで、レンタルをすることになる。

ややこしいことに、このサーバー費用がピンキリなんだ。
月々3000円くらいの安いものもあるし、
数万円するようなものもある。
はたまた無料でレンタルできるやつなんてのも、実は存在する。

それなら、無料のやつがいいな、と思うなかれ。
あなたのホームページに、ガッツリ怪しげでセクシーな広告が張り付いてもよければ、お好きにどうぞ。

普通は嫌だろ?
だったら、つべこべいわずに少しはお金を払いましょう。

とりあえず今は、
サーバーというものが必要で、
無料サーバーではなく、有料のサーバーをレンタルする必要があるんだな

というくらいの程度が分かれば、相当な進歩だ。

少なくとも、業者から馬鹿にされない程度までは来たぞ。

必要な知識2 ドメインについて

じゃあ、次だ。
ドメインという言葉は聞いたことあるだろうか?

横文字ばかりでうんざりするなどと思うなかれ。
意外と簡単だから、少しは我慢しなさい。

サーバーというものが、ホームページの「土地」にあたるものならば、
ドメインというものは、「住所」にあたるものと言えばイメージできるだろう。

よくチラシなんかに
http://www.example.com
なんて書いてあるあの記号。

あれがドメインだ。
パソコンでもスマホでも携帯でも、このドメインにアクセスすることで、
ホームページを見ることができるんだ。

で、このドメイン、世界でひとつだけのあなたの住所になるわけだから、
それを取得するためには、しかるべき手続きが必要になってくるんだ。

そして、もちろん有料。
ドメインの値段は、さほどバラつきはなく、
だいたいどの業者でも、同じくらいの価格にはなっているはず。
せいぜい1年間で3000円程度。月で割ったら、250円。
缶ビール1本くらいなもんですな。

要するに、ホームページの公開には、
サーバーとドメインが必要なんだが、
これを自力で個別に取得して、公開作業を行うことは、
おそらくあなたのレベルでは、厳しい。

必死に勉強すればできるかもしれないが、ズブの素人なら、ハードルは高い。

よって、ドメインとサーバーの取得設定も、
業者に頼むことを検討するわけだが、ちょっと待った!

ここまで完全に頼んじゃうと、下手すると、
ホームページが完全に人質に取られたみたいな状態に陥る危険性がある。
つまり、あなたが金を払って依頼したはずのホームページが、
自分ではどうすることもできず、業者に握られたまま、という状態だ。

信頼出来る良好な関係性の業者ならいいが、そうでないなら、
最大限の注意を払っていかなくてはならない。

ではどうすればいいのか。
ここが問題だ。

実は、俺も、ここの壁がなかなかクリアできずに苦しんだんだ。
自分でドメインやサーバーを取得して、セッティングして、
ホームページを公開するまでの知識や技術は、とても無理。。
かと言って、完全に信用しているわけでもない、ホームページ業者に、
すべてを任せてしまうことも不安。。

このジレンマは、きっと多くの人が経験しているはずだ。
あなたがもし、これからホームページを依頼しようと思っているなら、
次のページは、この話の中で、最大の役立ち情報となるだろう。

苦しんだ俺の経験談そのものを紹介するつもりだ。
そして、ひとつの解決の糸口が見いだせるかもしれない。

このページのまとめ!

  • ホームページを公開するには、サーバーが必要
  • ホームページを公開するには、ドメインが必要
  • それぞれ、費用がかかる
  • 自分で取得して設定することは困難だ