立派でかっこいいホームページが欲しい。
どんなところに依頼すればいいのか? とくかく失敗したくないんだ。
その気持ち、すごくよく分かるぞ! ここはホームページを依頼しようとしている人の登竜門です!
はじめにも言ったが、ホームページ作成業者なんていうのは、もう星の数ほどいる。
考えてみればそれもそのはず。
パソコン一台あって、ホームページ作成ソフトの使い方をちょっとマスターすれば、
とりあえず開業できてしまうからだ。
厳しいことを言うが、
あなたが、そもそもホームページ作成ソフトの使い方を覚える努力ができれば、
ホームページ作成業者なんていう存在に頼ることも、必要ないんだよ。
まず、おのれの努力不足を恥じよ。いいか。それが真実だ。
そんな不精で、考えの足りていないあなたを騙すことは、
ホームページ作成業者からすれば、得意中の得意。
よくわからない言葉を並べて、「へぇ〜すごいんですね」と感心させれば、
簡単にお金を払ってくれるってことだ。
そんなの嫌だろ?
では、本題に入る。
まず、依頼しようか迷っている業者がいるのなら、以下の質問をしてみるんだ。
W3C(ダブリュースリーシー)に準拠したマークアップができますか?
この際、言葉の意味はわからなくていい。
外人がしゃべるカタコトの日本語のようになっても構わない。
とにかく、上記の言葉を相手にそのままぶつけてみよう。
それで「もちろんです」とか「可能です」とか「標準です」などの回答が返ってくれば、
その業者は、最低限の知識と力はあるってことになる。
逆に、「W3Cってなんですか?」とか「他のスタッフに確認します」など、
答えに詰まってしまうようなら、そこは基本的に依頼はやめておこう。
もし、そんな質問をすることさえも、面倒だってことなら、
一応、自分だけで見抜く方法もある。
その会社が過去に作成したホームページの質を見破る方法だ。
だいたいホームページ作成業者は、自社のサイトに「制作実績」などを掲載しているはず。
そこのリンクをクリックして、実例をまずインターネットエクスプローラーで表示させよう。
画面のどこかで右クリックをすると、「ソースを表示」という欄があると思う。
そこをクリックしてみると、以下のような暗号みたいなものが出てくるはずだ。
もちろん、あなたが、この暗号の意味など、分かるまったく必要はない。
拒絶反応を示す人がたまにいるが、安心してくれ。
ここで見るポイントは、1つだけだ。
上記の赤で囲っているような<tr><td>という記号や、<font>という記号がたくさんあるかどうか、だ。
もし、パッと見でかなりの数があるようなら、そのホームページは基本的に非常に古い作り方であり、
そのホームページを作成した業者は、実力的に不安があると言えるだろう。
つまり、上の暗号は、W3Cに準拠していないものだ。
よって、依頼はやめておけ。
逆によい例も紹介しておく。
パッと見た感じで構わないが、明らかに違うことが分かると思う。
<tr><td>や<font>という記号はない。
このような状態のページなら、それなりにキチンと作っていると言える。
厳密に言えば、<tr><td>は少し出てくる程度なら問題ないのだが、
ページ全体を満たしてしまっているような状態はNGだ。
ホームページは、建築と似ていると思う。
外側からはいくらかっこよく、キレイに見えたとしても、
基礎工事や耐震性など、目に見えない部分にも、重要なことがあるってことだ。
そして、それを知らないあなたのような人間は、いいカモにされる。
それを心しておくべきなんだ。
よく犯してしまう間違いの最も多いパターンが、コレ。
ホームページ作成業者を探す際に、価格とか相場とか、
制作するときにかかる費用を、血眼になって調べようとするパターン。
はっきり言おう、あなた、失敗しますよ、と。
どんなホームページを作りたいのか、ホームページ作成業者に何を期待しているのか。
そこを自分で整理しないまま、ひたすらに料金を比較してしまう。
これでは、うまくいくはずがないんだな。
例えるなら、新車のベンツと、中古のボロボロの軽自動車を比較して、
「こっちの方が安い!」と、中身も知らずに喜ぶのと同じ。
そんなことにならないように、以下をしっかり読んでおくように。
まずね、以下の穴埋めからやってもらおうかな。
私がホームページを依頼したいと思った理由は
「 」を「 」したいからです。
どうですか?2つの「 」にどんな言葉入れます?
去年の俺の場合、こんなでした。
「自分の会社のイメージ」を「かっこよくして取引先からの信頼をアップ」したいからです。
もしかしたら、こんな人もいるかもしれないね。
「お店の売上」を「アップさせて儲かりたい」からです。
ホームページを作りたいと思う理由は様々だから、
なにが正解でなにが間違いということではない。
つまり、理由や目的が違うのだから、依頼する先も違ってくるんだよ、ということ。
寿司が食べたいとき、中華料理屋に行って寿司は注文しないだろ?
同じ食べ物屋でも、ジャンルってもんがある。
これは分かるよな?
ホームページだって一緒だろうが。
単純にホームページ業者って言ったって、得意不得意がある。
自分が、ホームページ業者に何を最も期待しているのか。
これをじっくり考えて欲しい。
手を胸に当てて、1分間でいいから考えて欲しい。
どうだ?見えてきたか?
ざっくり言えば、「かっこいいデザイン」を期待するのか。
もしくは、「売上アップのコンサルティング」を期待するのか。
大きく分ければ、この2通りとなってくると思う。
もちろん、両方期待する気持ちもわかるが、欲張ってはいけない。
この際、どちらか1つを選択せよ。
そうでなければ、依頼の軸がブレる。そして、失敗する。
デザインに期待するなら、かっこいいホームページの実例をたくさん持っているところを探そう。
売上アップに期待するなら、まずはあなたと同じ業種のホームページ実例を持っているところを探そう。
たとえば、工務店のホームページなら、工務店の売上アップの成功例を持つ業者を探すべきだ。
で、たぶんあなたが最も知りたいであろう、
価格や相場の話については、次のページでちゃんと話すから、
順を追って読んでいってくれ。
ホームページ作成業者の殺し文句のひとつ。
それが「SEO対策」というものだ。
SEO対策とは、まあ、簡単に言えば、
Yahoo!とかGoogleとかの検索サイトで、
ホームページが上位に表示されるように細工する裏ワザみたいなもの。
あなたのような素人が、その仕組みや方法を理解することは、
基本的に難しいので、業者がそこにつけこんで来る、という構図。
価格的には、毎月数万円〜数十万円かかるものがほとんどで、
一度、契約してしまったものなら、半永久的に毎月払い続けさせられることになる。
解約しようとすると、「順位が下がりますよ」とか言って脅かすのが常套手段。
結論から言えば、まあ、やめておけってこと。
大した効果もないから。というか、逆効果なことさえある。
ほぼ詐欺と思っておくことが身のため。
なぜこんな詐欺まがいのSEO対策業者が横行しているのかっていうと、
数年前までは、効果があったんですな。それなりに。
しかし、Yahoo!やGoogleにとっては、そんなSEO業者の裏ワザで、
自分たちの検索サイトが乗っ取られることは、絶対イヤなので、
あの手この手で、裏ワザを阻止している、っていう状況。
まあ、いわゆるイタチごっこなんだな。
ただ、そこは天下のYahoo!やGoogleさんなので、
世界中からトップクラスの技術者を集めて、
姑息なSEO業者を阻止しているので、もはや、
SEO対策なんて、以前のような効果がまったく期待できないって状況なんだ。
ちゃんといいホームページ作れば、自然に検索されるようになるので、
とにかく、よくわからない言葉並べてくるSEO業者は、無視すること。
ホームページ作成業者も、SEOのことを言ってくる場合があるが、
しっかりと内容を吟味することが重要。
一番やっちゃいけないのは、ホームページ作成とSEO対策を別々の業者に依頼してしまうこと。
これはやめておこう。どんどんお金を取られるだけだ。
まともなホームページ作成業者なら、SEOのことも理解しているはずだ。
信頼できる業者が見つかったら、すべてをそこに一括して任せるほうがよい結果を生む。